餅をあげる

怒濤のような2008を迎えました。
日記で「いろいろありそうな2008。」なんて
書いたせいでしょうか?翌々日には現実の
ものとなりました。


まぁそんな正月も過ぎて一段落終えた今日この頃。
やれ節分だバレンタインだと新たなイベントを
迎えつつある世間ですが、この時期毎年少ぉし
だけ気になるイベントがあるのです。
いつも少ぉし気になりつつも横目でスルー
もしくは気がつけば終わっている、そんな
イベントですが今年は早くから気になっていて
いろいろ調べてみたのですよ。


その名も五大力尊仁王会醍醐寺

毎年夕方や晩の地域のテレビニュースでその様子が
映し出されるたびに何とも言えない気持ちになるのです。
「やってみたい・・・でも・・・やりたくない」


解説です。五大力とは

不動明王 降三世明王 軍荼利明王 大威徳明王 金剛夜叉明王

のことを指します。かっこええよなぁ・・・五大力
「五人合わせてゴダイリキ!」みたいな画が目に浮かびます。

五大力とは五つの明王の総称で、この明王の力を授かるための法要を
五大力尊仁王会といい醍醐寺開山以来千百余年の歴史があるそうです。


そしてその五大力尊仁王会のメインイベントとも言えるのが
餅上げ力奉納」です。五大明王に「力」を奉納して
無病息災、身体堅固のご利益を授かるため
男性は150キロ女性は90キロの巨大な紅白の鏡餅
一人で持ち上げて、その持続時間を競うというものです。

やってみたい、と思う理由として
優勝できそうな気がしてならないからなんです。
今までの記録が男性は7分半、女性は3分少々。
たしかに150キロは重いですが見る限り
餅を載せている木製の台を腰にかけて後傾にバランスを
とれば7分半はイケるんじゃないか・・・と。

やりたくない。と思う理由として
ひとつは優勝者には持ち上げた餅が賞品としてもらえる
というのですが150キロの餅をどうしたらいいのか、という話。
切り餅を一個100グラムとして毎食2個食べたとしても
8ヶ月弱は餅を食べ続けないといけないし、配るにしても
近所づきあいもないし会社や親戚に配ったとしても限界があるし・・・

ふたつめはあまり人に知られたくない、という話。
つまり、まかり間違って夕方のテレビニュースなどに
顔を紅潮させ餅を持ち上げている自分の姿が映ってしまったら・・・
しかも優勝してしまって、レポーターにマイクなど向けられたら・・・
持てあました餅を人に配る時「これどうしたの?」と聞かれたら・・・
などと考えてしまうのです。


平成20年2月23日(土) 午前9時より午後5時。

・・・やらないですから。