さよなら零々年代


09年もあと何日かで終わりだけれど、同時に00年代も
終わるんだなぁと改めて思いました。

70年代。75年生まれの僕には、体感した時代ではなく
映画や音楽などで知った「文化」のようなものです。

80年代。幼少期から思春期への端境期でノスタルジック
にさせてくれる白昼夢のような時代。アホやったんですね。

90年代。15歳から24歳の、多感な時期という御多分
に漏れず、やっといろいろ考えたり悩んだりし始めた頃で
それまでの自分のアホさ加減が恨めしいのにそれでもなお
そのアホさゆえにそのアホさ加減から脱却出来ずに呻いて
いたという切ない青春の悪循環。

それでも今になって思えば、勉強が嫌だとか誰某が好きだ
とか将来これでやっていけるんかとか仕事どうしましょう
といったありふれていて現実的で許される範囲と思われる
ことなんだけれども。

当時(99年)好きだった(今も好きだけど)歌の中に
「砂漠の荒野に倒れても、長い鎖に繋がれても
        明日は明日の風の中を飛ぼうと決めた」 
という歌詞があって、そういうのに容易く感化された僕は
大学卒業という割と大きな転換期に緩く、しかしざっくり
と大きく舵を切って社会へ飛び出してしまったのでした。

そして迎えた00年代。ゆるりふらりと泡の祭りのその後
みたいな社会に出てみたもののそんなもみくちゃにされる
こともなく時々携帯が止まったり電気が点かなくなること
はあったけど今日まで何とか過ごすことが出来ました。
砂漠の荒野と長い鎖の間を行ったり来たりの繰り返しで。

総括するほどのことはないのですが、それなりにいろいろ
あったそれぞれの年代だったなぁと思います。ミレニアム
になったり元号変わったり実は世間的には大転換期かも。
政治経済事件世相などなど暇が無いので枚挙しませんが。

10年代はどんな10年になるんでしょう。そんな長期的
には実際想像がつきません。死んでるかもしれませんし。


今年はいろいろありました。気分的には夏なのに秋が来て
秋なのに冬が来て、氷河期到来かと思いきや春が来た、と
いった感じの一年でした。明日は明日の風の中、ですね。


そんな(どんな?)訳で、皆様良いお年をお迎えください。
来年も宜しく御戯れくださいますよう御願い申し上げます。