叔父の心姪知らず

2歳になる姪が居て、たまに実家で
会ったりすることがある。
姪は目の病気で先天的に少し視力が弱いけど
それを除けばごく普通のかわいい2歳児だ。
叔父としてそれなりにコミュニケーションを
とろうと試みてみるが如何せんぎこちない。
子供の目線に立った会話がどうも出来ない。

一応実際の目線だけでも、と思いながら
地べたに座って出来るだけ柔和な顔を作って
名前など呼んでみたりする。しかしそれも
義姉が居て、合いの手が入るから間が持つ
ようなものでふたりきりなどにされたら
どうしていいかわからない・・・のに。

ふたりきり。こっちへ寄ってくる。
とりあえず微笑んでおく。姪も笑っている。
姪の目線には僕の頭があり、髪に触れようと
している。しばらく僕の髪を見つめて
「これ、ひじきぃ〜?」(-_-;)コウイウトキナンテカエスノ?
「ぅ〜ん、ひじき・・・ではないかな?」(^-^;)ヤンワリヒテイ・・・

視力が弱いからなのか(小鉢の中ならまだしも
頭の上には載せないんだよ、きーちゃん・・・)
やはり笑いをとろうとしてるのか、それとも
2歳児特有の不思議な茶目っ気なのか。
皆目見当がつかず、半笑いでなんとかやり過ごした。
まぁ、かわいいから許す。