神戸再び


神戸の公募展に応募した作品マケットを引き取りに行くため
またまた神戸へ。引き取るということはつまり選外という残念な
結果に終わったということです・・・_ノフ(、ン、)

大賞300マヌエヌ獲れるんぢゃないか!?という
甚だあつかましい妄想&欲どおしさから応募してしまったという
魂胆が審査員各位に伝わってしまったのでしょうか。
伝えたいものは伝わらず、伝わらんでええもんが伝わって
しまったようで、いやはや。・・・冗談ですからね、半分位(ぉ

日の目を見ることなくお蔵入りするのもマケット君が不憫なので
拙作ですが、ここで紹介することにします。

この公募展は、今年が初開催のビエンナーレで、神戸の
メリケンパークに設置する12MX2MX2Mの船舶用の
ドライコンテナの中に作品を展示するという形式のものです。

で、これ。タイトルが「はじまりのこころ/primal mind」。
コンテナという形状から、人が中に入ることを想定して
体験できるインスタレーションのようにしました。
コンテナの中の床に砂浜から波打ち際、海と続く形(FRP製)
があり、側壁面に文章が刻まれてます。コンテナの一番奥の壁が
鏡面のステンレスになっていて、ぼんやりと姿が映ります。
マケットは20分の1で、さすがに字を彫るのは
ムリなので、文字はトレースしてあります。

実際には歩くことの出来ない海の上を歩きながら
奥に進むと、壁に刻まれた文章がバラバラになりながら、
文字が反転したりしてます。言葉の意味とか形の意味とかから
脱け出ていくような表現がしてみたかったんですね。
で、一番奥の鏡面の壁でぼんやり映る自分と対峙してもらおう、と。

ジャメヴュ(未視感・・・見慣れたはずのものが未知のものに感じられる)
が体験できる空間を作って、知覚によるこころの揺らぎを感じてもらおう
ってのが、コンセプトというかテーマといいますか・・・はぃ。

ちゃんとわかるように説明しなきゃいけないんだけど、
言葉でよう説明せんから作ってるって部分もあるから
ほんと、こうやって文章で説明するのは難儀します。