筆舌に尽くし難い造園

実家の庭を模様替えしようという話になって
着手することになりました。

そもそも山紅葉やら棒樫が十数本と大きな庭石が五つほどある和風な
庭なのですが手入れが大変で毎年僕が脚立に乗って剪定してたんですが
家は洋風だし落ち葉は凄いし剪定はしんどいしで
思い切って洋風な庭に変えようではないか、と。いざ変えん!、と。

普通ここで一般のご家庭では植木屋さんや造園屋さんを呼ぶのですが
我が家の選択として私を造園隊長に任命することになったのです。

流行のガーデニングのような聞こえのいいものでは
全然ありません。さながら開拓地における屯田兵の様相であります。

ユニック車とユンボコマツレンタルで借りてきて
庭石を撤去することにしました。

庭石。でかいです。うちひとつは1立米超えてます。
在学中に石彫の作品を設置するお手伝いしたことも
あるので出来るだろうと高を括ってましたが…。

1立米超えの庭石は1.6tありました。撤去した
庭石の総重量3.4tでした。写真を撮ってないのが
残念なくらい浅間山荘的な画になってました。

そして棒樫をチェーンソーで全部ぶった切ったんですが
根っこが人力ではどうにもならんエグイ張り方をしていて
再度ユニック車&ユンボのセットを借りてきました。

根というのは配管や家の基礎を持ち上げてしまうほど
生命力とパワーがあるので見くびってはいけないそうです。

小雨の降る中、作業を開始しましたが、もう屯田兵というより
前線兵です。粘土質の泥濘に足をとられながらユンボで根っこ
と格闘すること数時間。雨はますます激しくなりゴムクローラー
が泥濘にはまり、前にも後ろにも動かなくなり…。合掌。

その後自力でなんとか脱出することに成功しましたが
なんでいつもこんなことばっかりしてるんでしょうか、僕は。

作業経過はあまりにも過酷な画なので
綺麗に庭が仕上がったらまた写真でも撮ろうかと思います。

まだまだ先になりそうですが…。