胡散臭い

京都市の職員による自家用車通勤が
原則禁止となりつつあるらしい。
理由は不祥事防止や環境保全が目的とのこと。


不祥事、とはいわゆる「中抜け」のことだろう。
イカーで職場離脱をされて、またマスコミに
撮られたら京都市としてはかなわないのだろう。
  
既に不祥事が発覚した局では自家用車通勤は
原則禁止の上、駐車料金の徴収まで行っている。


環境保全、これは「エコ」だろう。僕の嫌いな。
「エコ通勤」なるものを国土交通省が謳っており
エコ通勤ポータルサイトなんてものまであった。

まぁ京都市京都議定書締結の地としてなのか
エコ発祥地の宿命のようなものを背負っていたり
するのでしょうがないかもしれない。


京都市職員全員が自家用車通勤をしなければ
排気ガスも減り環境保全、エコになると
京都市は考えているんだろう。
職場離脱も車では出来なくなるだろう、と。

ただ以前日記の「エコ・ファッショ」でも書いたけど
そういった理由に託けて何かしら潤いを得よう
としている人たちが蠢いているように思えてならない。

例えば今までタダで車を停めていた局や施設の
敷地内の駐車料金はいったい何に使われるのか。
職員が市に払っているわけだし関係なさそうに
感じるけれど、こういうのは回り回って予算が
組まれて違った名目で還元されてたりする。
つまりは税金だったりするんじゃないか、と。

中抜けだって車でなければ出来ないって訳じゃない。
何故にマイカー通勤を規制すれば中抜けがなくなる
という発想になるのか疑問だ。この問題は
根が深いのでこのような規制で中抜けする側
もされる側も意識が変わるとは到底思えない。


本来目的である中抜け防止やエコというのは
お金儲けしたい人にはあくまでお題目であり
手段であって、そういうことを言っておけば
諸手を挙げて挙げて賛成してもらえるだろう
と思ってるんじゃないのかな。

もっと言えば京都市職員のマイカー通勤を規制
した程度で環境に配慮してるなんてなんで
思えるのだろうか。焼け石に水どころか
噴火口にH2Oみたいなもんで、しないより
マシなんてレベルにすらならない気がする。


…な〜んて僕は思ってしまうのです。