検察庁へ行く

向日市にある簡易裁判所内の検察庁、道交事務室へ出頭。
受付で通知書を渡して番号札512番をもらい呼ばれるまで
待つように指示される。

受け付け開始時刻が9時で簡易裁判所に着いたのが10時過ぎ。
結構な数の人が待っている。でも500人以上待っているよう
には思えない。見渡す限り数十人といったところだ。

後ろに座っている年配の男性達が見知らぬ者同士で自分の違反や
持病、家族のことなど話し込んでいる。不特定多数の人々が
居合わせる待合室の風景は何処も何となく似ているがここは
負の連帯感のようなものがある。

現金収納窓口で反則金を言い渡された女性が振り返って
指で金額を表しながら舌を出してしばしの待合仲間におどけてみせた。

隣に座っている人は8時40分に此処に着いたのだと言う。
2時間近くだ。運転免許試験所で免許更新の人の多さに驚くが
違反の略式裁判に日々こんなに呼び出されている人が居るとは
想像以上だ。

513番の男性が窓口で待ち時間を係官に聞いている。
数字の大きさに戸惑ったようだ。どうやら番号が若いのが
警察経由の検察庁呼び出しで他は検察庁の直接呼び出しらしい。
よって513番目ではないとのこと。そんな人数居たら怖い。

1時間経過。呼び出され道交事務室に通される。
違反に関する確認と略式裁判に同意する旨の
署名捺印をして再び待つ。

現金収納窓口で僕の番号が呼ばれる。ここで
初めて違反金の額が判明する。事前におおよそ
見当はつけていたが、まぁそんなもんだった。

結局1時間半ほどで終わった。9割待ち時間だったけど。
京都地裁の小法廷で証言台に立ったこともあるので
略式裁判、といってもおよそ裁判らしからぬもの
というのが正直な感想だ。


ささくれた心を癒すためにロフトに行って
ちと欲しいMTMの腕時計を見て、携帯灰皿と
エッシャーのジグソーパズルを買ってみる。
違反金で腕時計買えるなぁ・・・とか
考えたら頭抱えて地団駄踏みそうな衝動に。
大人なので微笑を湛えてロフトを後にする。

そのあとミリタリーショップに行ってUSEDの
レインウェアを購入。これ着て何してたんだろ?
フランスの兵隊さん。怖いけどありがとう。

努めて、勉めて安全運転でお家にご帰還。懐寒し。