龍安寺へ行く

母親が叔母の主宰するバレエの発表会にお義理で
行かなければいけなくて会場まで送って欲しいとのこと。
せっかくの日曜日に知らないちびっこのバレエ観覧も
大変だなぁと同情しつつ上京区にある京都こども文化会館まで
車で送ってあげることに。

13時に会場に到着。15時過ぎに迎えに来て欲しいとのこと
なので2時間ばかし時間を潰さなければいけない。
ちびっこバレエを観る気は全く起こらなかったので
早々に会場を去り、ひとり冬の龍安寺へ。

寺社巡りは嫌いではなくてどちらかと言えば好きなのですが
意外とメジャー処には未参詣だったりする。たとえば金閣寺

今回も近かったんだけどこれだけ行ってないと、よっぽどの
ことがないと行く気にならない。お楽しみにとっておくことに。

龍安寺といえば有名なのが石庭。あいにく工事の関係で
少し無粋な白い工事用の防護幕が石庭の側壁を覆っていた。
石庭の薀蓄をここで書いても仕方ないので割愛しますが
感想としては、趣があってよろしいですねぇ、でもそんな
凄い庭だなぁとも思いませんでした、という感じでしょうか。

作為と偶然というものがあって観る人の解釈で楽しめるという
ことは良いことだと思います。ただそれがあまり大仰になると
純粋に楽しめない気がしてしまうのです。いろんな説話や思想と
関連づけて石庭の価値が独り歩きしたり、海外の誰某が絶賛した
とか、そういうのが色眼鏡になって面倒くさいなぁ、と。
まぁ単に僕に審美眼がないだけなのかもしれません。

石庭在りき、ではなく石庭以外の庭や池や木々や建物を
全体的に楽しみたいお寺です。方丈の間の竜の襖絵や
鏡容池など全体的に捉えても素晴らしいお寺ですから。


お寺の出口付近でこぶ茶の試飲を勧められて飲む。美味し。
車で5分ほど走ると仁和寺がある。あと1時間弱あるのでいざ仁和寺